ツルムラサキ、エンサイ、モロヘイヤ…「味にクセがある」「使い方がわからない」「子供たちが食べなーい」と、ちょっと敬遠されがちな夏の葉物ですが、美容と健康にもよい栄養抜群の野菜なんです。だから、食べないなんてもったいない!ツルムラサキはビタミンCやカロチン、鉄分やカルシウムを豊富に含み、エンサイはカルシウムやビタミンA,B,C類がほうれん草の2~5倍、モロヘイヤも老化の原因となる活性酸素を抑える働きをもつカロチンが野菜の中でもトップクラスの含有量!
あとはおいしく食べるだけですね。オススメレシピをなるべくたくさん集めてみました。 ぜひ挑戦して見て下さいね。
ツルムラサキ
東南アジア原産のツル性の野菜です。高温多湿の環境に強いので夏によく取れます。独特のクセがあるので、苦手な方は味付けを少し濃い目にして下さい。ビタミンA、C、カルシウム、鉄分などの栄養価を非常に多く含む野菜です。
エンサイ(空芯菜)
暑さに強い熱帯原産の葉物野菜。βカロテンや汗で失われるカリウムをたっぷり含んでいるので、夏にピッタリ。ツルムラサキやモロヘイヤともども、年々過酷になる夏を乗り切るためには必須の野菜です。乾燥に弱いので、保存するときは湿らせた新聞紙などで全体を巻いて冷蔵庫へ。
モロヘイヤ
もう耳タコかもしれませんが…。クレオパトラが好んで食べたと言われる中近東原産の葉物野菜です。ずば抜けた栄養価を持つネバネバの健康野菜。日持ちはしないので、すぐ食べられない場合は、下茹でして刻んだものを薄くのばして冷凍保存してください。
●うまい菜
季節を問わず栽培できるので「不断草(ふだんそう)」と呼ばれることもある葉物野菜です。特に葉物が少ない夏場に重宝する野菜です。スイスチャードとも呼ばれます。
●ニガウリ(ゴーヤ)
苦みのある、熱帯地方で多く栽培されているウリ科の野菜です。一般的に細身の物は苦みが強く、太い品種は苦みが抑えられている傾向にあります。なお、黄色く熟したゴーヤも食べることができ、歯ごたえはなくなっていますが、苦みが無く甘いです。
●モロッコ豆(旬:7月~9月)
三度豆と同じインゲン豆の一種です。大きくて平べったい形状ですが、ゆでると思いのほか柔らかくて甘くなります。
●パプリカ(7月~9月)
肉厚のベルの形をしたピーマンで、色によって異なる栄養素を持っているので、
例えばカプサイシンは赤いパプリカにしか含まれないそうです。果肉の中に入っているワタや種は栄養豊富です。毒素もありませんので、ぜひ捨てずに食べてくださいね。ワタには血液をサラサラにするピラジンという成分が、生命の源である種にはカリウムが豊富に含まれています。
●ズッキーニ(6月~7月)
6月後半から7月にかけて集中的に収穫されるズッキーニ輪切りにして焼いたり、定番のラタトゥーユも美味しいですが、もっといろいろな料理法が知りたい、という方のために一挙大公開です!ぜひ参考にして下さい。なお、今はこんなにも食卓をにぎわせているズッキーニですが、真夏になるとぱったり来なくなって、意外とさびしい思いをするかも…。今のうちに満喫して下さいね!