2014年のレシピ・オブ・ザ・イヤーに輝いた春キャベツのレシピです
子どもたちもきっと大好きなおかず。油は使わないので、豚肉はバラ肉がオススメです。
うまみを春雨がぎゅっと吸うので、箸が止まりませんよ!!
●春キャベツと豚肉と春雨の炒め物
◆材料◆3~4人前
・キャベツ350g
・豚バラスライス1パック
・春雨 75g
・醤油大さじ3.5
●作り方●
①キャベツは芯をとって5mm幅にざく切り。
②豚肉は5mm幅くらいに細かく切って包丁でたたく。
③ボールに調味料を入れて混ぜ合わせる。
④春雨はぬるま湯で数分もどしてハサミで半分に切っておく。
⑤フライパンに豚肉をよくほぐして炒め、色が変わってきたら醤油を分量の3分の1入れてさらに炒める。
⑥キャベツを加えよく混ぜる。醤油を分量の3分の1加えゆっくり炒める
⑦キャベツの水気が出てきたら、春雨を加え、残りの醤油を加えて春雨をよくほぐしながら手早く混ぜる。
*お好みでごま油を少々加えると香りがよくなる。
●わらび(旬:3月~4月)
定番の山菜であるわらびは、木灰をセットにしてパック野菜に入れることがあります。春野菜特有の苦みが美味しい。
◆定番レシピ:『わらびのアク抜き』
手順:①鍋にたっぷりの水を入れ、沸騰させる。沸騰したら火を止めて木灰一握りとワラビを入れる。
②ワラビが水面から出ないようにお皿などで落とし蓋をして一晩おく。
③一晩おいて茶緑に変色した水を捨て、流水できれいにすすぐ。
④水を何度かかえながらさらに半日くらい水にさらす。
※きれいな水に漬けたまま2~3日は冷蔵庫で保存可能です。
●ちょっと応用レシピ:『わらびの佃煮』
材料:わらび(アク抜きしたもの)500g、ごま油大1、砂糖大2、みりん大2、醤油大5、すりごまをたっぷり、花かつお適量
作り方:①わらびを細かく切り、ごま油を熱したフライパンで炒める。
②砂糖、みりん、醤油を加えて水分がなくなる手前まで炒める。
③火を止めてすりゴマと花かつおを加えて完成です。
◆応用レシピ
『わらびとベーコンのパスタ』ワラビをイタリアンに!!
◆材料◆
・アク抜きしたわらび適量 ・ニンニクひとかけ
・ベーコン 適量 ・玉ネギ適量
・パスタ(マカロニでもペンネでもOK)
・トマト缶
・あればアスパラガスやパセリを飾りに
●作り方●
①ニンニクをみじん切り、アク抜きしたワラビを3cm位に切りそろえる、ベーコンも同じくらいの長さに切る。
②ニンニクを弱火で香りがたつまで炒め、次にベーコンを炒める、カリッとなったら、タマネギとワラビも投入。玉ネギがしんなりしたら、トマトソースをいれて煮詰める。
③パスタをゆで時間マイナス2分位でゆがく。
④茹であがったパスタを②に投入して、パスタの好みの湯で加減まで煮込む。
⑤ゆでたアスパラガスかパセリなどあれば飾る。
●わけぎ(旬:4月)
ねぎの一種と思われがちですが、実は分けつ性のネギと、分球性のタマネギの両方の性質を持ったネギとタマネギの雑種です。根元がプクッと膨らんでいるのが特徴です。
◆定番レシピ:『わけぎとワカメのぬた』
材料:カットわかめ2g、わけぎ1/2束、みそ大さじ1、みりん小さじ1、酢大さじ1.5、炒りごま
作り方:①ワカメは水で戻す。ワケギはさっと茹でる。ワケギを3㎝幅に切って冷ましておく。
②すり鉢でゴマをすり(もしくはすりゴマ)、みそとみりんと酢と混ぜる。
③食べる直前にワカメとワケギを②と和える。
※ワカメの代わりに油揚げをサッと焼いたものや、ゆでたイカを和えても美味です。
●ちょっと応用レシピ:『わけぎと豆腐のちゃんぷるー』
材料:もめん豆腐1丁、ワケギ3~4本、生姜みじん切り1かけ、塩コショウ、醤油適量、ごま油、水溶き片栗粉
作り方:①豆腐は食べやすい大きさにちぎり、ネギは3㎝幅に切る。
②フライパンにごま油を引き、生姜みじん切り、もめん豆腐、ワケギを炒め、塩コショウと少量の醤油
を入れる。
③最後に水溶き片栗粉を全体にからめてとろみをつけて完成です。
●高菜(冬~春)
日本の3大漬け菜のひとつに数えられる、代表的な漬物用の葉物野菜です。
漬物以外にも、生の高菜のレシピも載せています。
◆定番レシピ:『高菜の浅漬け』
材料:高菜1束、塩10g程度(高菜の重量の3~5%)
作り方:①高菜は洗って漬物容器の大きさを考慮して適当な大きさに切る。
②塩と一緒に漬けこんで1~2日で食べられます。
※水を1カップほど入れると早く水が上がります。
●ちょっと応用レシピ:『高菜とえのきの炒め物』
材料:生の高菜1束、豚切り落とし100g、えのき100g、炒め油、塩、コショウ、醤油、にんにく薄切り
作り方:①高菜は3㎝、豚は1センチ幅に、えのきは3~4㎝に切る。
②弱火にかけたフライパンにニンニクを入れ、色が変わったら火を強めて豚肉を投入。しばらく炒めてから、高菜とえのきを入れ塩コ
ショウする。
③全体が炒め終わったら醤油を回しかけて完成。
●葉ニンニク(旬:冬の終わり~春)
ニンニクの成長途中に収穫し若い葉の部分を食べる、冬から春にかけての野菜です。
◆定番レシピ:『葉ニンニクの餃子』(30個)
材料:葉ニンニク3本、黒豚ミンチ100g、白菜3枚、生姜、餃子の皮、醤油、塩コショウ、ごま油
作り方:①野菜はみじん切りにして、ミンチと調味料を入れてよく混ぜる。
②皮で包んで、普通のギョーザと同じように焼くだけです。
※ネギやニラ、ニンニクの代用品として葉ニンニク一つあれば事足りるので準備が楽です。
●ちょっと応用レシピ:『葉ニンニクと豚バラのオイスター炒め丼』
材料:葉ニンニク1束、豚バラスライス150g、エノキ半袋、塩コショウ、オイスターソース、酒各大さじ1
~2、ごま油
作り方:①葉ニンニクは4㎝幅くらいに切る。豚バラは食べやすく、えのきは半分にしてほぐす。
②フライパンにごま油を引いて熱し、豚バラを入れて塩コショウをしてよく炒め、葉にんにくとエノキを加えてさらに炒める。
③最後にオイスターソースと酒を混ぜたものを入れてザッと炒めて完成。熱々のご飯にのせて召し上がれ。
※ツナと一緒に炒めても美味しい!
●応用レシピその2:『葉ニンニクのシーチキン和え』
材料:葉ニンニク1束、ツナ缶1缶、しょうゆ
作り方:①葉ニンニクをできるだけ細かく、斜め切りにして水にさらす。
②水を切って、シーチキンと和えてでき上がり!しょうゆをかけて、ご飯と一緒に食べると絶妙!!
●応用レシピその3:『葉ニンニクのぬた』
材料:葉ニンニクの緑の部分、A(白みそ50g、砂糖大3、酢大3、水または牛乳大1〜3)
作り方:①葉ニンニク刻み、更にすり鉢ですりつぶす。
②Aを加えて混ぜ、水または牛乳でややなめらかにのばす。
●その他の使い方
奄美地方では「そうめんチャンプルー」の具材として使われるそうです。マーボー豆腐や鍋、また白和えなど。
●葉玉ねぎ(旬:2月~4月)
主に新玉ネギを、葉がついたまま若どりした野菜です。ねぎとタマネギの両方のおいしさが楽しめるお得な野菜です。
◆定番レシピ:『葉玉ねぎの炒め物』
材料:葉玉ねぎ、みりん、味噌
作り方:①葉玉ねぎは葉をざく切りに、玉ねぎはくし切りにする。
②みりんとみそを混ぜ合わせて合わせダレを作る。
③玉ねぎを炒め、しばらくしてから葉も炒め、最後に味噌ダレを入れて全体にざっくり炒め合わせて完成。
●ちょっと応用レシピ:『葉玉ねぎのかき揚げ』
材料:葉玉ねぎ1~2玉、天ぷらの衣、その他お好きな具
作り方:①葉玉ねぎの葉はざく切りに、玉ねぎは薄めのくし切りにする。
②天ぷらの衣を作り、葉とタマネギとその他の具材を入れる。
③中温に熱した揚げ油に木べらで滑らすようにそっと入れて、両面をからりと揚げる。
●ニンニクの芽
(旬:5月初旬~6月)
ニンニクの芽という名前ですが、実際の芽ではなく、花茎と呼ばれる、花をつけるために伸ばす茎の部分です。スーパーなどで市販されているニンニクの芽はほぼ中国産という事ですので、国産の無農薬のニンニクの芽は非常に貴重です。普通のニンニクほど臭いも強くありません。
◆定番レシピ:『ニンニクの芽とソーセージのソテー』
材料:ニンニクの芽1袋、ポークソーセージ3本、
作り方:①ニンニクの芽を4㎝のざく切りに。ソーセージは斜めに薄切り。
②オリーブオイルを引いたフライパンで、ソーセージとニンニクの芽を炒め、塩を入れる。
※お好みでハーブミックスなどを入れても美味しい。パンチを効かせたい場合は、炒める時にニンニ
クのみじん切りも加える。
●ちょっと応用レシピ:『ニンニクの芽のピクルス』
※ロシアで定番のピクルスです。隠れた絶品レシピです。
材料:ニンニクの芽、ピクル酢
作り方:①ニンニクの芽を4㎝程度の長さに切って、温める。(もしくは電子レンジで3分加熱)
②熱いうちにピクルス液に漬けて、3~4時間で食べられます。2~3日置いても美味しい。