鳴門のわかめと牡蛎(かき)の生産地を訪ねました。
養殖場は毎年生産組合員のくじ引きで場所を決めるとのこと。南谷さんは今年は一番外側(外海に近く条件が良い)で生産者の目印の色の付いたブイ(黒色でした)が浮いていました。わかめは1m位に生長していて3月には収穫できるとのこと。生のわかめを食べてみましたが、えぐくて塩辛くて、最初に食べてみようとした人の勇気と努力に感心。
柏木さんの牡蛎の養殖場へは水路を通って内海へ向いました。池のように水面が穏やかな場所にありました。出荷直前までに生長した牡蛎をみせていただきましたが、色々な海草がびっしり付いていて、供給でいただいたような姿にするには海草類をこそげ落とさなければならないとのことでした。柏木さんが私たちの案内をして下さっている間、友人お2人が作業を手伝って下さっているとのことで、寒い海上での作業は見ているだけで大変でした。今年は広島種の牡蛎がセンターに届きます。
南谷さんのわかめの出荷作業にお邪魔し、奥様の作業(葉先の固いところを除きわかめを茎と葉に分ける)を見学しました。港で作業する水揚げされたわかめをゆでる釜や、冷やして塩をまぶす釜などを見ながら、原油の高騰の話になり、取引開始以来10数年間、価格が変わっていないとのことにもびっくりし、南谷さんの努力や忍耐に気付きました。
海水の温暖化、灯油の高騰などの大波をなんとか泳ぎ切ってほしいと願いつつ、寒風の中での作業には泣けてくるなどのお話を噛みしめながら帰路に着きました。【取り扱い品検討委員:伏見区消費者会員:H本さん】
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