7


「まぁの」合同見学会〜青木牧場と福沢牧場訪問

 センターで扱っている牛肉のうち、アルプス牛と伊勢牛は、尼崎のお肉屋「まぁの」さんから頂いています。今回は「まぁの」の小村さんのお誘いで、センターからは専従の家族3名と伏見区の消費者会員Sさんご一家とで、アルプス牛の産地・大鹿村(長野県)を訪問してきました。

 日本の畜産が減衰の道をたどる中で、何とか飼料を自給の比率を高めることで乗り切って行きたいという、生産者の気概が十分に伝わってきた2日間でした。



 

 りんご・梨の生産者でお馴染みの宮下さんと同じ、長野県下伊那郡の松川インターを下り、山道を往くこと約30分、「日本で最も美しい村」と呼ばれる大鹿村に到着しました。

 まず一行(本会会員・私朴一家を含めて8名、他団体合わせて約20名)はアルプス牛の生産者・青木さんが建てたログハウスに通され、青木さんの娘さんたちでご用意していただいた見た目も美しくすばらしい、地元の仲間や生産者の野菜で作ったとういうその名も「百彩弁当」をいただきました。

 
 

 おなかも心もほっこりしたところでいざ!青木さんの牛舎へ。国産の粉砕麦、特選殻、米粉などなど、どれも厳選され今では高価で貴重になった飼料をわかりやすく小袋に入れてみせていただきました。牛舎のアルプス牛たちの毛並みもツヤツヤしており、参加者の中からは「この牛だったら見ただけでおいしいってわかる」との声も。牛舎も風通しがよくゆったりしていて、牛たちも穏やかでストレスの少ない環境でした。

 
 

少しゆっくりしてもう一人のアルプス牛生産者・福沢さんの牛舎へ。標高が1000mのところにあり、冬場はマイナス10℃になることもあるとか。以前は乳牛もされていましたが、今では肉牛20頭位と規模を縮小されています。TONTONの大浦さん同様、畜産は今飼料の高騰などにより続けていくのが困難な状況に追い込まれていますが、福沢さんは「今の規模ならなんとかやっていけるのでは」とおっしゃっていました。

 
 
宿「塩湯荘」でお泊り。山の中なのに塩の温泉が出るということで、旅の疲れもとれゆったりしたあと、豪華な山の幸をいただきながらの夕食交流会となりました。
画面右端が「まぁの」の小村さんです
 

翌日はおたのしみ・ブルーベリー狩りへ。 摘みたてをほおばると、少しすっぱいブルーベリーが口の中にひろがり、とまらなくなります。 口の周りを紫に染めているこどももチラホラ。

 
 
お昼のチーズフォンデュが待つ「延齢草」へ。延齢草は古い中学校の校舎を残そうと、改築して造られた宿泊もできるお洒落な施設です。   チーズ工房「アルプカーゼ」もあり、ヤギや牛を飼って自家製チーズも造っておられます。

センターの活動・イベント報告のindexへ戻る