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「琵琶湖を綺麗なままで」〜マルダイ石鹸本舗見学会

 総勢7名で大津市瀬田にあるマルダイ石鹸本舗に見学に行ってきました。

 これまでは、中井さんに説明して頂きながら小さな鍋で石鹸作りの実演をしてもらってましたが、今回は実際に使っている「大釜」で石鹸ができるまでを見学させて頂きました。
  直径2メートル、深さ2メートルの大釜にある油が、グツグツと煮えたぎっている様子は大迫力!この油も中井さんがいろいろなところを回って集めた廃油を使っていて、それぞれの油の質が違うので反応もバラバラだとか。ですから、釜の近くで何時間も様子をみながら確認されています。特に夏場の作業は過酷を極め、温度が45度にもなることもあるそうです。

 そんな大変な作業の中でも「石鹸を作り続けることが楽しい!」と中井さん。今回の見学会では、粉石鹸を使う大切さやその意味を改めて再認識することができました。これからもマルダイ石鹸を使わせて頂きます。本当に貴重な時間をありがとうございました。                                                      【専従職員:上原】



 

これが実際に粉石けんを作っている直径2メートルはある大釜。ここに廃食油を入れて鹸化させます。
  ピンボケ気味で見難いですが、中では苛性ソーダを加えてドロドロの廃食油がグツグツと音をたてている。
 
 
高温の湯気が出る釜を前に、参加者の皆さんも圧倒され気味。当然、冷房なんか使えるはずもなく、普段の作業を汗だくでこなすマルダイの中井さん(左)に脱帽。  

ベルトコンベヤでリフトアップした後、炭酸塩を加えて粉石けんとしての形を成していきます。

 
 
塊になっているものをここで粉砕します。天井から床まで粉石けんで真っ白になっています。   琵琶湖の水質改善運動からどうやってマルダイ粉石けんの取り組みが生まれたか語る中井さん(左奥)

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